この仕事をやっていて、時々出くわすのが酔いに任せてなん癖をつけてくるサラリーマン。
お客の中で一番いやなのが「やーさん」は言うまでもないし、二番目に厄介なのが酔いつぶれて眠ってしまった女性。そして三番目が前出のサラリーマンだ。
この手合いは厄介と言うより、哀れみさえ感じてしまう。酔った勢いでしかものを言えない、会社で余程いやな事があったのだろうとは思うが、いい年をしたおっちゃんが社会的に未だに低い地位のタクシー運転手相手にしか文句を言えない。なんと情けないことか。
こちらにしてみればどんな大会社の「お偉いさん」でもたんなるお客。会社の中では偉そうにしていてもその会社をやめてしまえばなんの肩書きもないただのおっさんではないか。「あなたが偉いのではなく、会社の名前があるからだけだろう。」と言いたい。
そして何が哀れかと言うと、サラリーマン生活にどっぷりと漬かりきってしまって仕事帰りに飲みいっても話すことは仕事のことばかり、同僚の悪口、上司への不満。少しは仕事を離れてもっとスマートに人生を楽しむことを考えてはと思う。
「運転手に絡む元気があるのなら、勇気を出して一度くらい上司にたてついて見ろ。!」と言いたくなる。